新人セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)とリハビリ学生を応援するためのブログ

臨床実習~バイザーと学生の関係性をもう一度考えてみる~

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臨床実習の在り方を考える

あなたにとって実習とは?

「臨床実習」

これは、療法士養成校の学生の皆さんが必ず体験し、避けては通れない道です。

 

いま療法士として働いてる方、学生の皆さんは臨床実習といえばどのような印象を持ちますか?

毎日実習地に行くことが楽しくてたまらなかったという人も中にはいますが、大半の人は

「辛い」

「きつい」

「寝れない」

など、ネガティブな印象を持つ人が多いのでは無いでしょうか?

僕も学生の頃は同級生や後輩の方と話すとやはり、実習に対してはネガティブな印象を持っている人が大半でした。

誰の為の実習なのか?

でも一体なぜでしょうか。

なぜ自分がこれからなりたい職業でなってもいないのに苦しまなければならないのでしょうか?

 

苦しむのは臨床に出て、患者様と向き合えば嫌でも苦しみます。

・結果が出せない自分

・患者様の期待に答えられない自分

本当に沢山苦しみます。

 

だから実習生である内は、療法士の楽しさや、やりがい、これまでの勉強に対する姿勢といったものを実習生自らが見直せるような、そんな実習を送ってほしいんです。

 

もちろん報告・連絡・相談といったセラピストである前に人としてやらなければならないことを怠った場合などは、適時指導しなければならない部分もあると思います。

 

しかし臨床推論を含めた症例レポートに対して、まだ知識の浅い学生が寝る間も惜しんで考えた推論を赤ペン1つで一刀両断し

 

「なんでこうなるの?」

「この間教えたでしょ?」

「もっと具体的に書いてきて」

 

というのはどうなのか。。。

 

これが本当に生産性のあるディスカッションなのでしょうか?

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こういったふうに指摘され続けた学生の心理は一体どういった思考過程になると思いますか?

 

「どうやったらバイザーの考えてる答えに近づくんだろう。」

です。

本来実習は患者様の問題点を探り、臨床推論を深めるきっかけづくりを行うはずなのに、思考そのものを否定され、推論の路線そのものを変えようとするバイザーを見かけます。

 

こういったセラピストほど、自分の得意分野の土俵の中で実習生を指導します。

 

これが本当に教育でしょうか?

 

患者様を見させて頂く事が最大の目標である実習が、気づいたらバイザーの考えてる答えにいかに近づけるようにするのかが目標に変わってしまっている。

こんな光景を本当に沢山見ることがあり、凄く悲しくなります。

 

学生の素朴な疑問や、推論をセラピストに奪ってほしくない。

バイザーと実習生の関係性

今の実習形態というか、バイザーと実習生の関係性を見ると、どうしてもバイザーの考えてる答えに結果寄っていってしまってるのではないかと思えずにはいられません。

 

もっと一緒に考えるスタンスというか、お互い一緒に考え、一緒に仮説を立て検証する。

 

そういった、セラピストも学生もお互いが成長できるような関係性が築けたら素敵だなと思います。

 

学生が下でセラピストが上ではないのです。

 

2人で1人の症例様を改善していけるようディスカッションを繰り返し、そして1人の患者様に対する療法士のど真剣な向き合い方を学生は肌で感じて今後に活かしていけたら良いのではないでしょうか?

 

バイザーの機嫌取りの実習がどれだけ勿体ないものか。

 

ただ、それは決して学生のせいではありません。

 

そういった雰囲気づくりをしているシステムに少なからず問題があると僕は思います。

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