新人セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)とリハビリ学生を応援するためのブログ

なぜ自分はネガティブなんだろうか・・・~幼少期から受ける魔女の呪いとは?~

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よく子育てをしている親が子供に対してこういった言葉を耳にすることはないでしょうか。

 

「お前を育てるのには本当に苦労したよ・・・」

「お父さんのためにプロ〇〇選手になってくれ。」

「早く就職してお母さんを楽にしてね。」

 

などなど一度は聞いたリ、自分自身がこのようなことを言われた経験が中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このような親から子に対して贈られるメッセージを交流分析では「魔女の呪い」と言います。

 

※ちなみにこの「魔女の呪い」という用語を名付けた人物はエリック・バーンという人です。
国家試験で出題されるのでぜひこの機会に覚えておいてくださいね!

 

これは、子供を知らず知らずのうちに縛り上げ自由を奪っていきます。

すると、このようなことを言われ続けた子供はどうなるか・・・

 

自分の人生の脚本が無意識のうちに親の望んでいることにすり替わっていくのです。

 

これは、よくクラブ活動などで親が監督やコーチをしている子供や、英才教育を受けてきた子供によくみられることがあります。

 

こういった子供たちは、何とかして親の期待に応える事だけを考えるので仮に親の期待に応えられなかった時に

 

「自分はダメな人間だ」

「何をやってもうまくいきっこない」

「もう死んでしまいたい・・・」

 

などといったように心が大きく崩れてしまい、そしてこれらは将来うつ病やパニック障害、不安症性障害などのリスクファクターに大きく関わってくるのです。

 

よくネガティブ思考になりやすい人って世の中には沢山いますが、その要因の一つとしてこの幼少期の頃の経験というのが少なからず関与しているのではないかと僕は思っています。

 

ですから、子育てをするにあたりすごく大事なのは親の社会的価値観で「良い子供」をつくることではなく

 

「あなたを育てるのは本当に楽しかったよ」

「あなたの好きなことを存分にやりなさい」

 

というように、子供を心理的な鎖で縛り上げないことが重要ではないかと思います。

 

時々、大活躍しているアスリートの家族の取材などで、インタビュアーから

 

「あなたの息子さんはどのような教育をしたらあのように育つのですか?」

 

などと質問され、親はそれに対して

「特に何もしていません」

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と答えるケースを良く見かけますが、これは本当に特に特別なことをしたわけではなく、ただ小さいときから子供にプレッシャーを与えずのびのび好きなことをさせた結果なのではないかと感じます。

 

このように、幼少期に親から魔女の呪いを与えられず、大きな愛をもらって育った子供は将来社会に出て辛い現実と衝突しても精神的な病気に陥ったり、自殺に追い込まれたりすることは中々ありません。

 

なぜなら

「自分は一人じゃない」

「自分は価値ある人間だ」

 

と、幼少期から親から認められて育ってきているからです。

これを発達心理学者のエリクソンはベーシック・トラスト(基本的信頼)」と呼びました。

 

この小さい頃から育んだ親に対する安心感が成長して社会に対する安心感に変わり、この安心感こそが精神疾患に陥らないために最も大切なもののひとつなのです。

 

心理学では「自分を愛することが出来ない人」は「他人を愛することが出来ない」と言われています。

 

自分には弱さがあり、それを知ってなおかつ受け入れている人は、周囲のヒトにも完璧は求めません。

 

またそのような人たちは

 

「弱さが少しくらいあっても社会は自分を見捨てない」

 

と心の安定があります。これが基本的信頼というものです。

 

しかし、逆に幼少期の頃から親に完璧を求められて育った子供は

 

「自分は弱さがってはいけない。完璧にこなさなけれな怒られる」

 

という潜在意識を刷り込まれてるので、社会に出ても完璧人間に固執し、一度失敗するとそこから這い上がれなくなるのです。

 

また、それは周囲にも波及し、自分にも周囲のヒトにも完璧を求め始めるので以前話したように常に相手に対する期待値が高い状態になってしまうのです。

 

期待値が高いということは、それを相手が下回るようなことをするとそれは「怒り」に変わるのです。

 

結果、このような人は“メンタルが弱くかつ怒りっぽい人”になっちゃうわけです。

 

 

こういった所を勉強していくと、子育てって大事だなあと改めて思わされます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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