こんにちわ!きんたろーブログ(@kintaroblog)です!(^^)!
さて、昨日無事に第4回0→1セミナー終了致しました!
総勢24名の方々が参加して下さり、熊本県や広島県といった遠方からも来て頂いていました。
参加者の多くが1〜2年目の先生方であり、3年目以上の先生方、また学生の方も数名見られ、皆さん真剣に土佐先生の講義を聞いていました。
臨床楽しまなきゃ方法論
『皆さん、仕事は楽しいですか?』
この一言から始まった勉強会。
土佐先生のこれまでのPTとしての歩みと現在に至るまで、様々なご経験をお話ししてくださいました。
ROM訓練と称して何も考えずにただ動かすだけ、屋外歩行と称してただ歩くだけ。
そこにPTとしての専門性は果たしてあるのだろうか。
自問自答の末、現在は病院で患者さまの治療を行う傍らで、勉強会等を通して理学療法士の在り方を伝えられています。
今回の勉強会の内容としては、土佐先生がこれまで培ってきた解剖や生理学といった基礎学問を中心としながらも筋・関節に留まらず、内臓系や脈管系(血管・リンパ・神経)の分野まで及び、これまで養成校等では触れてこなかった分野までお話ししてくださいました。
その根本としては、そもそも人は筋・関節のみで構成されていないという事実に基づいており、生体にとって内臓や脈管系も『器官』として存在するため、検査・評価の治療対象になる可能性があるのではないかという問題提議でした。
勉強会の中では土佐先生が実際の症例さんを通して臨床推論のプロセスを講義してくださったり、また、実際の実技として参加者の中からお一人選出し評価から治療までを行っていただきました。
後半は、土佐先生が思う『手技』についてや、『これからの理学療法士』といった切り口からお話ししていただきました。
私が個人的に最も一番印象に残っている部分としては、『手技』についての講義場面でした。
自分が注目する所だけ診ると他の身体部位の印象が薄らいだり、把握できなかったりします。そのせいでもしかすると、自分で検査の範囲を狭めている可能性ってないでしょうか?
土佐先生がこのようにおっしゃられた背景には、私達が評価・治療を意思決定する際に、持っている手技ありきで患者さんを見ていってしまうと、無意識のうちに自分の得意な方向へ臨床推論が偏ってしまうのではないかということでした。
患者さんを評価する際には、まずは自分の見る目にフィルターをかけて、バイアスが入らないように評価し、その結果患者さんに合った手技を自分で意思決定できれば良いと思います。
ただその時“ふと”思ったんです。
人は違うのに何で? って・・・
それなのに、次回来た時もまた同じ治療している自分がいたんですね。
もう思考停止していたんです。
患者様に対して考えることを放棄していたんだと思います。
手技はあくまでも患者様を診るための一つのツールでしかない。
今回の勉強会に参加してくださった受講生の方のご感想として最も多くいただいた声が
『モチベーションが上がった』
『勉強する意欲が増した』
といったものばかりでした。
皆さんそれぞれが、何らかの悩みやPTに対する不安などを抱えながらも、PTでもここまで出来るんだという将来への希望を抱かれていた様でした。
今回ご参加してくださった皆様のこれからの臨床が少しでも向上していくこと願っています。
この度は、貴重な休日を割いて第4回0➪1セミナーにご参加していただき誠にありがとうございました。