こんばんは!!!
さて!!
第3回0→1セミナー無事終了しましたぁあぁああ!!!!!
今回は、福岡以外から山口県や熊本県といった遠方からお越し下さる方もいらっしゃり大変感激致しました!
なお、今回ご登壇頂きましたのは福岡リハビリテーション専門学校の理学療法学科専任教員である池田幸広先生と初台リハビリテーション病院の甲斐匠先生でした。
前半部をお話しになられたのは甲斐先生は現在PT2年目で、今回は『脳卒中の歩行再建』というテーマにて、装具療法を中心に実際の症例も交えながら具体的にお話し頂きました。
また、最新のロボットなどを用いて脳卒中片麻痺患者様の歩行再建に取り組んだり、筋電図や視覚フィードバックモニターといった様々なデバイスを利用しながらリハビリテーションの実際を教えて頂きました。
甲斐先生のお話しの中で私自身、1番驚いたのは歩行の獲得を目的としたロボットの性能の高さです。
「ここまで進化しているのか。。。」
と、強く思いました。
しかし一方で、凄いなと驚いた反面
「このままじゃまずい」
とも思いました。
ロボットじゃなく、私たち理学療法士にしか出来ない希少性を今後いかに見出していくか。
これを、再度考え直させてくれるような凄く刺激的な講義でした。
そして甲斐先生の講義後、質疑応答の時間。
ここで凄く素敵な事が起きました。
というのは甲斐先生の発表後、司会を行っていた私が参加者の皆様に質問や意見はありませんか?
と投げかけたところ、経験年数の浅い先生方や学生の方が積極的に挙手をされていました。
そして、その質疑応答のやり取りの中でさらに多くの方がその輪に入り自分の意見を述べられており、まさに会場の中全体が1つのテーマに対して思考する一体感を強く感じました。
セミナーや勉強会というと、どこか講師が「教えて」聴衆は「聞く」というスタンスになりがちですが、僕は本来この上下の関係ではなく、そのテーマの中で反証可能性も含みながら皆が議論し合うことが大事だと考えています。
そういった意味では、甲斐先生の発表後の質疑応答の時間は凄く有意義だったと感じています。
質疑応答は時間にすると約1時間です。
それほどまでに、皆さんが自分自身の意見をきちんとアウトプットできる空間が出来たことは今回大きな成果だったと思います。
第2部では池田幸広先生による講義でした。
『慢性運動器疼痛に対する理学療法展開と可能性』
というテーマで始まったお話しは、疼痛に関する『科学』を沢山の論文を用いながら非常にロジックにお話しして下さいました。
冒頭では疼痛の神経科学やメカニズムをメインにお話しして下さいましたが、後半では実際の臨床展開や推論の立て方など、すごく現在働いているセラピスト目線で分かりやすく教えて下さいました。
また、終了後は時間の都合上あまり質疑応答の時間は多くとれませんでしたが、それでもやはり質問を積極的にされている光景は見られ、大変素晴らしく思いました。
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さて、今回第3回ということで行いました0→1セミナーですが、僕の今回のセミナーに対する1番の感想としては本当に皆さんが「能動的に参加していた」というのを強く感じました。
聞くだけでなく、どうやってその情報を明日からの臨床に活かすか。
といったような、知識を知識だけにせず応用するつもりで皆さん参加されており、今回は非常に内容の濃い時間になったと思います。
次回は1月20日に第4回となる0→1セミナーを開催予定となっています。
また多くの皆様にご参加頂き、来られている皆様で沢山のディスカッションを行い、インプットだけのセミナーにならないような進行をしていけるよう僕自身また作戦を立てていきたいと思います(^^)
なお、0→1セミナーでは発表者を募集しています!
対象としては、特に若手セラピストや学生の皆様としています。
いつもは観客席で聞いている方が多いかもしれませんが、是非一度壇上に上がり、自分の好きなことやいま熱中して取り組んでいることなど。
何でも良いので、思いをアウトプットする機会を経験してみませんか?
それをして、お金持ちになれる訳でもないし、患者様がばんばん治せるようになるわけでもありません。
しかし、今のご時世、働くことの意義や、仕事に対するやりがいなどが自分の中で見出せない方が非常に多いと感じています。
このセミナーでは「好きにフォーカス」して頂き、自分の得意分野を他者に伝える事で、今後皆様の生き方を意思決定する上での僅かなきっかけの一つとなれればと思っております。
では最後になりましたが。。。
今回、ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
皆様のお陰で今回このような素晴らしいセミナーになったと思っております。
そして、今回ご登壇頂きました池田先生、甲斐先生。
大変素晴らしいご講義をして頂き本当にありがとうございました。
『講師と参加者でつくるセミナー』
この相互関係をきちんとイメージして今後も0→1セミナーとして頑張っていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。
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