【臨床相談リアルフィードバック】療法士がやりがちな推論の落とし穴を解説

みなさん、こんにちはきんたろーです。

実は先日、オンラインサロン『はじまりのまち』の方で、サロンメンバーの方と臨床相談を実施しまして、そこで

「これは臨床推論あるあるかもしれない」

と思った点がありましたので、こちらポイントをまとめていこうかなと。

結構陥りがちなポイントになっておりますので、ぜひ一度は目を通しておいてください。

この内容はあくまでもフィードバックであり、相談者の方の推論を否定、公開処刑しているつもりなんて全く、もうカケラもございません。

目次

【臨床相談リアルフィードバック】療法士がやりがちな推論の落とし穴を解説

めちゃくちゃ良かった点が3つ

ひとまず、ちょっといわせて下さい。

最高だった。最高すぎました。

何が最高かって。

3つあるんだけど、一つは「サロン内で提供している知識という知識を仮説に昇華できていた点」

はじまりのまちには、100を超えるテキストコンテンツと過去配信した動画コンテンツが豊富に取り揃えられているんですが、それらをしっかり臨床に活かせていました。

あそこまで網羅的に考えられるとバイアスリスクをより最小化できるなと感じました。

2つ目は、これまでありがちな「臨床推論落とし穴をちゃんと意識できていた点」です。

要はいきなりファクトに飛びつく前にちゃんと論点を考えられていたところですね。

例えば今回のケースでいくと『脳卒中後において歩行困難な理由はなぜか?』という問いに対して、バッと歩行のバイオメカニクスに飛びつくのではなくて、ちゃんとバランス含めた関連因子に対して思考を展開できていたのは素晴らしかったです。

結構ありがちですよ。

「歩行困難である」という状態があったとき真っ先に

セラピスト

イニシャルコンタクトが…

セラピスト

ミッドスタンスで下肢の支持性が…

みたいな形で、歩行周期の問題に飛びつくケース。

はっきり言って、最初からここに飛びついて介助が必要な歩行状態から自立に持っていくのはかなり難しいです。

3つ目は、「反証可能性をフレームワークの中にちゃんと入れて考えられていた点」です。

頭では分かっちゃいるけど、簡単なことではないですよこれ。

だって、みんな自分が「これだ!」と思った仮説って批判的に吟味するの辛くないですか?

今回の相談者はそこにちゃんと向き合っていました。

本当に素晴らしい。

サロンメンバーの思考力の伸びがえぐい

今回、臨床相談を行なってみて得られたこと。

それはサロンメンバーさんの臨床思考力のレベルが明らかに上がっていることです。

これは決して知識の量が増えたとかというだけに留まりません。(前提としてそれはもちろんあるが)

知識量を凌駕するほどに「思考の深さ」が成長していて、病態をかなり解像度高く捉えることができているんです。

改めて、このサロンをやっていて良かったなと心から思えた瞬間でした。

これからも『臨床推論』というのを一つテーマに置きながらみなさんの臨床の手助けができるよう全力でサポートしていきたいと思います。

では、ここからは今回の臨床相談で出てきた課題について言及していきたいと思います。

特に理学療法士や作業療法士1〜3年目くらいのセラピストにかなり有り得る見落としポイントかなと思います。

ぜひ、チェックしておいてください。

続きは『はじまりのまち』で

はじまりのまちに参加する

セミナー案内

当サイト運営者であるきんたろーが登壇する予定のセミナーのご案内です。

オンライン・オフラインともに登壇予定のセミナーがございますので、ご興味ある方はチェックしてみてください。

きんたろー

主に『臨床推論』と『痛み』、『脳卒中』に関する内容について講義してるよー!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次