理学療法士とお給料にまつわる話し

【 臨床現場で誰よりも効果を出し、結果の出せるセラピストになる】

これは療法士であれば誰しもが一度は心の中で思い、その燃える気持ちを抱いて臨床に挑んだことがあるのではないでしょうか?

特に新人の時はこういった思いがすごく強いと思います。

ただ、一方で今のリハビリ業界を少し覗いてみるとどうでしょう。

仮に結果が出せなくても患者さんは次々にやってきてくれる

結果が出せても出せなくても待遇は変わらない

いつしかリハビリ自体が業務と同じ繰り返し作業になってしまう

こんなことってみなさんの周りにないでしょうか?

こうして段々と”慣れ”という状態が蔓延し、昨今では療法士の質の低下が強く叫ばれるようになってきました。

その結果この状態に関連して、現在ホットワードになってきているのが療法士の『給料問題』です。

今回は、この問題について少しお話ししていこうと思います。

目次

理学療法士とお給料にまつわる話し

「理学療法士の給料は低い」という人が圧倒的に多い

はじめに結論から言います。

SNSなどを見ていると理学療法士の給料というのは、「低い」と答える人が圧倒的に多いのが現状です。

そのため、SNS(特にTwitter)上では常に給料に対する不平不満の大合唱となっています。

では、なぜ理学療法士の給料は低いんでしょうか?

ちょっと、その構造を紐解いてみます。

給料が低い理由は自分自身にあるかも

『リハビリテーション』というのは基本的に保険適応内のサービスになります。(自費施設以外)

その為当然、患者様からの手出しは極わずかですので、「お金」に対する意識って意外と低いものがあると感じています。

だからこそなのか、最近多いのが『何も考えず、とりあえずマッサージや歩かせるだけのリハビリ』です。

マッサージや歩かせることが悪いのではありません。

問題だと思っているのは、“何も考えず”という部分です。

ただ、少し想像してみてください。

もし、自分の1回のリハビリの料金が1万円だったとしたら…

もし仮にこうなったとしても、今まで通りルーティンのように患者様をベッドに寝かせますか?

そして、時間が経つまでおしゃべりしながら、マッサージをして「はい、おしまい」で済ませますか?

おそらく、そうはならないと思います。

死に物狂いで考え、結果を出そうと猛進する人が一定数増えると思います。

が、しかし今のリハビリ業界のシステムで結果を出すことにシビアに取り組んでいる人が果たしてどのくらいいるでしょうか。

先ほど話したように、最近あちこちで『理学療法士は給料低い』だの『給料上げろ』だの色んな声があがっていますが、僕個人の意見としては現在の理学療法士の給料は妥当ではないかと考えています。

なぜならば、それほどまでに結果にこだわるセラピストが少ないからです。

冒頭で述べたように、結果が出なくても当たり前のように患者様が来てくれるシステムですから、最初は燃える様に働いていても徐々にその火は消え業務化していく人が中にはいます。

しかし考えてみてほしいことが一点。

基本的に『お給料』というのは、『結果に見合う対価』のはずです。これは当たり前の道理です。

結果にこだわらない

結果を出そうと努力もしない

となれば当然ですが頂く対価も下がるでしょう。

給料が増えないというこの現状は、一体誰の責任でしょうか?

結果が出せなくて困るのは誰?

「そんなこと言ったってすぐに結果なんて出せるようにならないよ」

確かにそうです。

すぐに結果が出せるほど、簡単な職業じゃないと僕も思います。

しかしだとしたら尚更、結果を出すために必死に勉強し思考し続けなければならないのではないでしょうか?

「結果が出ない」と嘆いている内に一年なんてあっという間に終わってしまいます。

臨床5年経過したら勝手に結果が出る様になんて残念ですがなりません。

すぐに結果が出せないからこそ、明日からでもすぐに死に物狂いで臨床に向き合って結果を出せるために努力し続ける姿勢が必要ではないでしょうか。

職域やら給料だの他者に要望するならば、まずは自分自身の働き方を一回見つめてみてはいかがでしょうか?

近道しようとして得られるのは失望とフラストレーションだけである。

どんな分野にせよ、現在の能力レベルが10段階の2であるなら、5に達するためにはまず3になる努力をしなければならない。

『千里の道も一歩から』始まる。何事も一歩ずつしか進めないのだ。

『7つの習慣』より

と、ここまで偉そうに『結果を出すこと』についてセラピスト目線で話してきましたが…

ただ、大前提として結果が出せなくて一番困るのはだれか。

そんな自分を信じて身を任せている患者様です。

患者様は、あなたが業務的にリハビリを行っているなんて思っていないかもしれません。

この人についていけばまた身体が動かせるようになるだろう。と全幅の信頼を置いているかもしれません。

さあ、これをふまえ。

明日からすぐにできることはありますか?

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