【2022年改定版】関節可動域の正しい測定方法と定義

きんたろー
皆さん、こんにちは。理学療法士のきんたろーです。

きんたろーのInstagram

さて、2022年4月より、リハビリテーションの場面で頻繁に用いる『関節可動域』の表示方法と測定方法に一部改定がありましたね!

関節可動域の改訂は、1995年以来27年ぶりに行われるみたい!

そこで今回は、改定となった部分について抜粋し、抑えておきたいポイントについて分かりやすく解説していきます。

療法士の皆さんはじめ、学生の皆さんは絶対に知っておかなければならない点ですので、ぜひ最後までご覧いただき明日の臨床に活かしてみてください。

もし、身近で「知らなかった…」という人がいたら、必ず教えてあげてくださいね。

というわけで、今回の改訂ポイントは大きく3つです。

①『外がえし』&『内がえし』、『回内』&『回外』の定義が変わる。

②足関節運動の一部の『表現方法』が変わる。

③足部の運動における『基本軸』が変わる。

きんたろーのInstagramより引用

それでは、具体的にみていきましょう!

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【2022年改定版】関節可動域の正しい測定方法と定義

関節可動域改訂① 外内がえしと回内外の正しい定義

これまで、足関節の外がえしや内がえし、そして回内や回外といった関節運動はごっちゃになる人が多かったり、海外で扱われている表現と異なっていたりする部分がありました。

そこで、今回の改訂で正式にこの外がえし&内がえし、回内&回外の定義が明確化されました。

『外がえし』『内がえし』の定義

外がえし&内がえしの正しい定義は、足関節・足部に関する前額面の運動で…

足底部が外側を向く運動が『外がえし』

足底部が内側を向く運動が『内がえし』

と定められました。

『回内』『回外』の定義

底屈・内転・内がえしからなる複合運動が『回外』

背屈・外転・外がえしからなる複合運動が『回内』

と定められました。

これまでこの4つの運動がごちゃ混ぜになっていた人も、ぜひこの改訂を機会に正しく覚えておきましょう!

きんたろーのInstagramより引用

関節可動域改訂② 足関節『底屈』と『背屈』の表現方法

これまで、足関節の『底屈』『背屈』運動の際に…

セラピスト
底屈は『伸展』で背屈は『屈曲』だよね!

とする表現でもOKとされていました。

しかし、今回の改訂によって足関節『底屈』『背屈』運動の際は…

『屈曲』と『伸展』という表現を用いたらいけないことになりました。

これまで、足関節底背屈運動の際に、『屈曲』『伸展』を用いていた方は注意してくださいね!

きんたろーのInstagramより引用

関節可動域改訂③ 足部『内転』&『外転』の基本軸が変わる

足部の『内転』『外転』運動において、従来用いていた基本軸は…

『第一・第二中足骨の間の中央線』でした。

ところが、今回の改定によってこの基本軸は少し変わります。改定後は…

『第二中足骨長軸』というふうになります。

僅かな変化かもしれませんが、これって実際に測定する側からしてみたらかなり助かりますよね。

というのも、これまで足部の内外転を測定する際は、わざわざ第一・第二中足骨の間に基本軸を取っていたのですが、これって結構曖昧なんですよね…

ところが、この基本軸が「第二中足骨でいいよー!」となれば、測定する方もかなり楽になります。

ここは、セラピストにとっても非常にありがたい改訂になるので、ぜひ抑えておきましょう!

きんたろーのInstagramより引用

さて、以上が関節可動域における主な改訂内容となります。

現役の療法士の皆さんはもちろん、これから実習を控えた学生の皆さんにとっても、今回の改訂は必ず抑えておく必要があるところなので、これ機にしっかり覚えておきましょう!

最後に〜関節可動域に関するおすすめ書籍紹介〜

最後に、臨床で役立つ『関節可動域』に関する書籍をご紹介しておきます。

以下でご紹介する2冊は、僕が臨床で関節可動域制限のある患者様に出会った時、必ずヒントにしている書籍です。

ぜひ、一度手に取ってご覧ください。きっと、あなたの臨床にお役立ちすると思います。