新人教育を行う時の4つのポイント

きんたろー
みなさん、こんにちは。理学療法士のきんたろーです。

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さて、春になりまして。これから多くの会社では新入社員が入ってくることと思います。

そうすると、昨年まで先輩の指導を仰いでいたあなたが、今度は新人さんを指導や教育する側に立つようになります。

が、この時「どんな風に指導をしたら良いか、どのような部分に気をつけて指導を行ったら良いか分からない…」という悩みを持つ方が一定数いたりします。

そこで本日は、『新人さんを指導&教育する時に抑えておきたい4つのポイント』というテーマで、これから新人教育等に携わるみなさんへ

きんたろー
指導を行う際、ここは意識しておいた方が良いかも!

という点について解説します。

この記事を読めば…

・自分の考えをきちんと持った人材を育てることができる
・信頼される先輩になることができる
・相談したい先輩になることができる

それでは、始めます。

新人教育を行う時の4つのポイント

新人教育のポイント①あなたの推論が「正解だ」という雰囲気に持っていかない

新人さんに対して指導&教育する場面が最も多いのが、『臨床のことに関して』だと思います。

具体的にいうならば、推論のやり方や考え方についてですね。

推論が的外れだと、それは患者様の不利益に直結するわけなのでここは臨床経験を積んだ先輩とたくさん議論を交わすことになるかと思います。

ただ、この臨床推論に関する指導を行う際には一つだけ気をつける点があります。

それが、先輩であるあなたの考えが正解だという雰囲気に持っていかないことです。

もちろん、新人さんがやろうとしている方法のリスクが大きすぎたり、そもそも何も考えていなかったりする場合には例外です。

しかし、ある程度新人さんなりに自分で考えた推論などに関しては、議論開始からへし折って先輩の思考を押し付けるのではなく、まずは「なぜそう考えたのか?」というのを具体的に聞いていくといった進め方が好ましいと思っています。

理由は、最初から先輩の思考を押し付けてしまうと、それがある種の「答え」となってしまうからです。

臨床において100%正しい答えというのはなく、そのときの患者様の病態等によって最適解は変わります。

そのため、セラピストに必要なスキルとしては、学校のように答えがあるものを暗記したりすることではなく『考える力』です。

考える力を養うには、正解(っぽいもの)を押し付けるのではなく、新人さんの推論を聞いた上で患者様にとっての最適解を一緒に探していくというスタンスが良いのではないかと思います。

新人教育のポイント②メッセージは“自分の言葉”に置き換えて復唱してもらう

指導や教育を行なっていく際によく起きがちな問題。

それは、先輩自身は指導したつもりだが新人さんはそれを理解しきれていないという構図です。

この問題をブレイクスルーために必要なこと。

それは、新人さんに対して伝えた内容を自分自身の言葉で復唱してもらうことです。

この『自分自身の言葉で』というのがポイントでして…

なぜならば、先輩から言われたことをメモにとり、そのまま書いてることを復唱するだけでは、ただ読んでいるだけで理解できているとは言い難いケースが往々にしてあるからです。

よって、メッセージの趣旨や絶対に外しちゃいけないポイントを抑えていれさえすれば、言葉そのものは多少異なっても良いので、新人さん自身に復唱させることがこの問題を解決できる一番の手段ではないかと思います。

新人教育のポイント③「やっていいこと」よりも「やっちゃダメなこと」を

ポイント①に少し重なりますが、臨床でリハビリテーションを提供する際、その思考プロセスや方法に関しては、「これが正解である」というのが明確に決まっているわけではありません。

そうすると、『やっても良いこと』を教えようとすると、その幅がかなり広くなってしまいます。(むしろ先輩自身も知らない部分があるはず)

しかし一方で、医療現場において『必ずやってはいけないこと=ノックアウトファクター』というのは明確に決まっています。

これは、患者様のお身体に直接関わるものもあれば法的問題に関わるものまで様々です。

しかし、絶対にやってはいけないことというのは、職場の規定やマニュアルにも必ず明記されているはずなので、「やっていいこと」に比べると、数は少ないですがその分重要度は格段に高いです。

よって、新人さんへ指導や教育を行う際、まずは「絶対にやってはいけないもの」を先に教えていくことがおすすめです。

新人教育のポイント④言葉と行動を一貫させる

最後は、言葉と行動を一貫させることです。

これは、新人さんへの指導や教育に限らず人間関係を構築していく上でもとても大切な部分になります。

指導する時には、偉そうに先輩風をビュンビュン吹かせるくせに、その先輩本人の行動が全然伴っていないと後輩からの信用はだだ下がりです。

よって、新人さんに対して指導の一環として指摘等を行うのであれば、まずはその行動を自分自身が取れているかというのを振り返る必要があるかと思います。

そして仮に、言葉と行動が一貫していないと思ったのであれば言ったことは取り消せないので、ならば自分自身の行動を変えていく。

そういったコミットメントを示していく必要があるのではないでしょうか?

まとめ

さて、以上が新人教育を行う際に抑えておきたい4つのことでした。

まとめると…

①あなたの推論が「正解だ」という雰囲気に持っていかない
②メッセージは“自分の言葉”に置き換えて復唱してもらう
③「やっていいこと」よりも「やっちゃダメなこと」を
④言葉と行動を一貫させる

この4つです。

ぜひ、明日からの教育やご指導に活かしていただけたら嬉しいです。