痛みの科学– category –
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【慢性疼痛リハビリ】運動恐怖と自己効力感どっちがより重要?
慢性疼痛に対するリハビリを進めていく際に、近年頻繁に出てくるキーワード。 それが、『運動恐怖』と『自己効力感』です。 この2つのファクトと痛みの関連性については世界中で多数報告されていることから、今後慢性疼痛のリハビリテーションを進めていく... -
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炎症によって痛みが発生するメカニズム
骨折や靭帯損傷、切り傷等によって必ず生じる症状の一つ。 それが『炎症』です。そして、この炎症が生じることで多くの場合“痛み”を伴います。 そこで、皆さんに一つ質問です。 炎症が生じるとなぜ“痛み”を伴うのか。そのメカニズムをご存知でしょうか? ... -
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【脳卒中リハビリ】脳卒中後、麻痺側肩の痛みが生じる原因は◯◯
いきなりですが脳卒中後、麻痺側の肩関節に疼痛が生じる人の割合ってどのくらいかご存知でしょうか? ばらつきはありますが、ある報告では脳卒中後約85%の人に生じるとも言われています。(Bender and McKenna 2001, Turner-Stokes and Jackson 2002) そう... -
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慢性疼痛患者に鎮痛薬が効かない理由
日々、痛みのリハビリテーションに従事しているセラピストの皆さんであれば、臨床場面で一度となく患者様からこのようなことを言われたことはありませんか? きんたろーInstagramより引用 僕自身、慢性疼痛の患者様からこの言葉をよく聞くんですね。 ただ... -
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【痛みの伝導路シリーズ③】ペインマトリックス編
さてさて、今回は痛みの伝導路【第3回】です。今回が最後になりますので、ぜひpart①から最後までご覧ください! 痛みの伝導路シリーズ さて、前回は二次侵害受容ニューロンが視床の内側核群と外側核群に到達するというところまで話しました。 きんたろーIn... -
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【痛みの伝導路シリーズ②】二次侵害受容ニューロン編
さて、前回【痛みの伝導路シリーズ①】という事で、痛みのメカニズムについて触れてきましたが、今回はその第二弾です。 前回お話ししたように、痛みの伝導路はリレー形式で考えた方が理解しやすいです。 そこで今回も、痛みの伝導路についてをリレー形式で... -
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【痛みの伝導路シリーズ①】一次侵害受容ニューロン編
さて、皆さんは「痛みの伝導路を説明しなさい!」と言われたらきちんと自分の言葉で言語化することができますか? ちなみに、後ほど話しますがこの時に『それって外側脊髄視床路のことでしょ?』と、これだけの説明だと必要ではある一方十分ではないんです... -
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痛みの種類を鑑別する4つのフラッグ
今回は、痛みを伴う患者様のリハビリテーションを進めていく上で欠かせない痛みの種類の判別についてお話しします。 ここを誤ると、リハビリテーションがうまくいかないどころか、時にはセラピストが重篤なケースを見落としてしまう可能性もあるところなの... -
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幻肢痛のメカニズムとリハビリテーション~VRを用いた治療~
今回は、『幻肢痛』について、そのメカニズムとリハビリテーションについて解説していきたいと思います。 切断患者様を担当する療法士の方は、脳卒中や整形外科疾患科に比べるとそう多くはないと思いますが、特に幻肢痛による痛みはすごく難渋する可能性が... -
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術後に残存する痛み~術後遷延痛とリハビリテーション~
理学療法士や作業療法士の方であれば、その多くの人が術後のリハビリテーションに関わるのではないかと思います。 そのなかで、1つテーマになってくるのが【痛みの管理】ではないでしょうか? 痛みの管理に関しては、術度であれば必ずぶつかる問題の一つで...