新着記事
-
不思議の国のアリス症候群
私達の意識された身体の裏側では膨大な量の情報処理が行われているのです。 それについて内容を今回は少し事例を通してお伝えしていきたいと思います。 【身体性の変容】 60代のイギリス人女性P・J イギリス人女性P・Jは数年前に大事故に遭い、その... -
理学療法士・作業療法士のための国家試験勉強の仕方とコツ
先日、学生の方から「国家試験の勉強はどのように行ってましたか?」との質問をいただきました。 国家試験は理学療法士になるための通過点ですし、いわば学生生活の集大成ですよね。 僕が学生の頃、国家試験勉強で強く意識していたことはどうやったら上手... -
歩行練習は意識するべき?しないべき?
こんにちわ!きんたろーブログ(@kintaroblog)です!(^^)! さて以前まで歩行の神経機構ということで、歩行誘発野である「MLR」や「CPG」の説明を行っていきました。 ☆合わせて読みたい☆ 歩行の神経機構①背外側系と腹内側系 歩行の神経機構②歩行誘発... -
歩行の神経メカニズムを詳しく解説~歩行誘発野~
きんたろー こんにちわ!理学療法士のきんたろー(@kintaroblog)です! 前回は歩行の神経機構〜腹内側系と背外側系〜ということで、歩行を行う上で基本的な運動制御について解説しました。今日は、引き続き私たちヒトが歩行という動作を円滑に行うための神... -
歩行の神経メカニズムを詳しく解説~背外側系と腹内側系~
理学療法士として働いている中で最も考え、必ずテーマとしてあがってくる問題。それが”歩行”ではないでしょうか。 歩行についての勉強は養成校でも行ってきたものの、実際の臨床ではそこで学んできた知識をなかなか結びつけることができない… このようなお... -
空間の表象~自己と空間~
私達は、自分の身体に対して意識しなくても指先がどこにあるか、足先がどこにあるかというのは見なくても分かると思います。 これは、「身体図式」により構築された身体の表象であり、赤ちゃんの時から時間をかけて構築されているため、私達は巧みな運動や... -
身体所有感のメカニズムとリハビリテーション
私達は目を閉じていても、自分の身体を触っているのか、また他者の身体を触っているのか。というのは特に悩むことなく判断することができます。 このような、私達が"自分の身体は自分のものである"といった感覚や、逆に他者の身体が自分のものではないと分... -
運動制御の仕組み~ベルンシュタインによる動作構築の概念~
【運動制御の仕組み~ベルンシュタインによる動作構築の概念~】 以前、運動の自由度問題と題しながら人に存在する冗長な運動のバリエーションの制御の仕方を解説していきました。 今回はより具体的に、運動制御の観点から生態心理学的アプローチの一端に... -
足元を見ながら歩く片麻痺患者さん
【足元を見ながら歩く片麻痺患者さん】 片麻痺患者さんの歩行をみて特徴的な歩行の一つに 「常に足元を見て歩いている」 というものが挙げられます。 また、それは特に歩行を行う通路に障害物や人がいない環境にも関わらず、視線は常に足元にある。 そうい... -
あなたにとって『治る』とは?~身体性との出会い~
【】 「脳卒中後遺症患者様の麻痺を治したい」 僕は理学療法士1年目から今に至るまでずっとこのキーワードをテーマにしてこれまで臨床に取り組んで来ました。 ただ、この思いを経験年数の積まれた先生方にお話しすると 「あなたにとって片麻痺の回復ってど...